◾️CBD

CBDに期待できると言われていることの一つは、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え自律神経を整えてくれるので、ストレスを緩和し、不安を軽減してリラックス効果を得られることです。長期間不安やストレスを抱えていると、うつ病などの精神疾患につながる懸念があるため、摂取することで精神的な不安などを解消できるのではないかといわれています。それ以外に期待できると言われているのが不眠を緩和することです。不眠症の方がCBDを使用したことで、睡眠時間の延長が見られた事や、PTSD(心的外傷後ストレス障害)による睡眠障害の人にも効果があったという報告があります。また近年では自己免疫疾患やアレルギー性疾患など免疫の過剰反応による症状への作用が期待されています。
美容分野でもCBDは注目されており、日本化粧品協会によると、抗酸化作用、抗炎症効果、ニキビ、皮膚炎アレルギー、アトピー、やけどなど皮膚への様々な作用が期待されます。最近、リラックス効果があるとしてCBDが注目されています。抗炎症作用や鎮痛作用から、スポーツでの疲労回復も期待されています。また、抗不安、抗てんかん、神経保護、血管弛緩、抗けいれん、抗虚血、抗ガン、制吐、抗菌、抗糖尿、抗炎症、骨の成長促進に期待ができると言われています。また、神経に直接作用し、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対して反応するため、慢性的なストレスの緩和につながると考えられています。CBD はさまざまな細胞機能のバランス調節に寄与すると考えられています。 こうした性質から、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)などの自己免疫疾患やアレルギー性疾患など免疫の過剰反応またはがんや感染症などの原因となる免疫低下といったバランスが不安定になった症状に作用することが期待されています。 また、自律神経の調整にも役立ちます。アメリカを中心とした諸外国の研究論文において『カンナビジオール(CBD)には 「抗酸化作用」「抗糖化作用」「抗炎症作用」 があるとの報告があり、皮膚科領域では、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、 ニキビ、脂漏性皮膚炎、湿疹、乾癬、皮膚がん、水疱症、火傷、傷跡、赤み、かゆみ、 痛みの軽減、また育毛効果アンチエイジング効果( シミ、しわ、くすみ、キメ、ハリ など )と言われています。CBD抗酸化作用はビタミンCやビタミンEよりも高い抗酸化作用があることの報告があります。 抗炎症作用と過剰な皮脂の生成をコントロールする能力を示すものとして、にきびを改善するという研究結果があります。

◾️CBN

痛みの緩和、炎症を抑え、睡眠補助の作用が得られると言われています。CBNに関する研究は少なく、今後より多くの臨床試験が必要ですが、現在のところ鎮静作用、抗痙攣作用、抗炎症作用、睡眠改善に効果があると考えられています。またCBNは、他のアントラージュ効果を引き起こすことで、身体への様々な効果をより高めると考えられています。つまり、CBNが他のカンナビノイドと相互作用する事により、個々のカンナビノイドを摂取するよりも、より高い効果、つまり相乗効果が期待できるのです。